
時代の変化に伴い高性能住宅が普及していますが、場合によってはその性能を維持するために、人間が家に気を使い、努力をしながら住み続ける必要があるという矛盾も生まれています。「空気」という観点から、もっと自然に、もっと楽に暮らせることを考えた結果、最もベストな選択肢が湿度をコントロールすることでした。人間が快適と感じる湿度はおおよそ40%-60%の間で、10%の湿度の違いが体感温度1℃に相当すると言われています。「調湿」という新しい住まいの考え方は、体感温度だけではなく、多湿によるダニ・カビの発生や過乾燥によるウイルスの飛散などを防止する役割も果たします。住まいの空気と空間を考える、これが新しい発想です。
